インパルスウェルダーとは

当社のインパルスウェルダーは、主に樹脂部品の熱カシメやナットの熱圧入用の装置として提供しています。樹脂カシメは、ネジレス化軽量化工法として、ナットの熱圧入はネジ留めの強化工法として注目されています。

インパルスウェルダーの原理

先端の抵抗体で電流がぶつかり、ジュール熱が急発生、300℃以上の高温状態になります。先端チップの内側には冷却用エアを噴出するパイプが内蔵されており、エア排出時に先端チップを一気に常温近くまで下げ、先端チップおよび溶着部を冷却します。

溶解後の樹脂および発熱部を急速に冷却

軽量化に熱カシメ・熱圧入

ネジレス化。ネジ留めに替わる部品固定工法、熱カシメ。

樹脂部品にボスやリブを立たせ、他部品をセットした後にボスを熱でかしめる工法は、ネジ部品の削減(=ネジレス化)をはじめ、生産コスト低減、生産効率の向上に貢献するという意味で注目されています。

ネジ留め強化。微小ナットから中型ナットの熱圧入。

ネジ留め強化のためにインサート成形方式よりも引き抜き強度や回転トルクで優位な後圧入方式を選択するユーザーが増えています。当社ではM2の微小ナットからM6クラスのやや大きめなナットで実績があります。

加工例

当社で実績のある加工例です。加工に関するご要望は当社までお問い合わせください。

ボス熱カシメ

親部品のボスに子部品をセットし、かしめます。円柱や円錐形状のボスをキノコ状にかしめて固定させます。同素材はもちろん、金網など異素材をかしめることも可能です。

リブ融合熱カシメ

親部品と子部品それぞれにリブ形状ボスを突出させ、まとめて熱カシメを行います。3つのリブが溶融することで強度が高まります。

ドーナツ形状熱カシメ

強度を追求しながら、ワーク裏面のひけを防止したい場合には、溶融ボスをカラー形状としてドーナツ形状にかしめます。溶融容積を少なく最小限の時間で強度のあるカシメを実現します。 

ナット圧入

ナット自体を200℃~500℃程度まで急速に加熱し、そのナットの熱自体で接触する樹脂を溶融しながら押し込んでいきます。樹脂孔と深さ、ナット径と長さの関係を追求することで樹脂が表面にあふれることなく、任意の高さにナットを埋め込むことができます。

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